基本情報

歴史

最も古い北方系のソリ犬の一種であり、アラスカの北東地方が原産とされている。
北極系のサモエド、シベリアン・ハスキー、グリーンランドのエスキモー犬やラブラドールなどと深い関係があるが、正確な起源については不明。ロシアの探検隊が最初にアラスカ西部に旅行した際に氷上で大きなソリを引いている犬を見たと報告している。また、ほかの冒険家はイヌイット族がマラミュートと呼んでいる犬がアラスカにいたと記述している。ソリや荷車を引くことのほかに、狩猟や漁業にも使われていた。AKCに公認されたのは1935年のこと。

性格・飼育管理

主人や家族に忠実で、よい伴侶犬になる。非常に友好的で、ほかの犬とも仲良くなる。
コートの状態をよく保つためには、毎日ブラッシングをすること。とくに春から夏にかけては抜け毛が多いので入念に。運動を怠ると肥満になりやすい体質なので、食餌や運動などは充分な管理が必要。飼育環境は暑いところや湿度が高い場所は避けること。飼い主になる人は犬の世話になるべく時間をかけられることが条件になる。幼犬期から徹底したトレーニングをし、無駄吠えをしたり、ほかの犬とトラブルを起こさないように気をつけること。

基本情報

歴史

起源は古代にまで遡り、古代ローマ帝国がスイスに侵攻した際に持ちこまれた犬が祖先だと考えられている。スイスのベルリン地方で、牧羊犬やマーケットに買い出しに行く時の荷車を引くための犬として活躍し、護衛犬としても長い間飼われてきた。今日でもヨーロッパでは、作業犬として活躍している。バーニーズとは、ベルン（Bern）にちなんだ名前で、ベルナーゼ・フンドとも呼ばれていた。1900年代になってデュール・ペッヘラーという犬種名で初めてショーに出され、その後最初のスタンダードの制定にあたりバーニーズ・マウンテンドッグと改名された。
スイスでは最も人気のある犬であり、アメリカでも牧羊犬や農作業用の犬として流行し、護衛犬や家庭犬として飼う家庭も多い。

性格・飼育管理

頑健でしっかりした体型だが、性格は温和。見知らぬ人に対しても、やたらに吠えず、ささいなことでは騒がない。本来は作業犬であるが、陽気で頭がよいので、家族全員の伴侶となり、家庭犬にも適している。厚いコートに覆われているので、ブラッシングと、時どき入浴が必要。耳内も清潔に保ち、爪も短く切る。歯石にも気をつけること。都市部で家庭犬として飼う場合は、とくに運動不足になりがちなので、毎日長時間の運動をさせる必要がある。子犬は小さい時から体を触ったりして充分にスキンシップをし、扱いに慣れさせるようにするとよい。

基本情報

歴史

ケルピーは牧羊犬のなかでも、とくに抜群の能力を発揮する。信じられないほどのスピードで、羊たちの群れのまわりを徘徊しながら、実に巧みに羊たちを導いていく。
主人が送る合図にも素早く反応し、遠い距離から命令をした場合でも夢中になって作業する。歩くさまは軽快で持久力に富み、スピードを一瞬で自由自在に変えることができる。
頑丈で忍耐強く、長時間水を飲まなくても平気である。

性格・飼育管理

素晴らしく利口で、落ち着きがある。主人に対する服従心が強く、訓練の覚えも早い。作業には実に熱心に取り組む。感覚が鋭く、警戒心も強い。穏やかで従順な気質から、家庭犬としても親しまれている。コートの手入れは簡単で、ほとんど気をつかう必要はないが、時どき毛ブラシでブラッシングするか、毛並みに沿ってタオルマッサージをするとよい。非常にタフな犬なので、充分な運動量を要求する。時には広い野原やドッグランで思い切り走らせるとよい。